僕が大学の学部生活すべてをかけた塾講師のアルバイトを終えて、思ったこと

アルバイト

昨日私は、大学の学部生活すべてをかけたといっても過言ではない塾講師でのアルバイトを辞めて、ブログの記事をしています。

塾講師でのアルバイトは私が大学1年生の冬にはじめ、それから大学四年生の2月まで、3年と2か月働かせていただきました。

最初は、大学での友達とたまたま家が近く、紹介料のために始めたようなものでした。

結局、紹介料は友達がすべて持っていきましたが、「嫌な職場だったら辞めよう」くらいの軽い気持ちでした。

以前勤めていた選挙管理委員会では、周りの年齢層が高く、気の合う友達や話し相手はいませんでした。

でも、いざ塾講師としてアルバイトを始めてみると、周りにいるのはみんな大学生。

話が合うどころではなく、気が付けば学校にいるよりアルバイトをしている時間の方が長くなっていました。

そんな思いで3年間働き続けた塾でのアルバイトを、昨日付で退職し、記憶の新しいうちにブログの更新をしようと今回は記事を書きます。

1人の大学生のたわごとだと思って読んでいただけたら幸いです。

人間関係が職場の雰囲気を決める

私は塾講師としてアルバイトを始める以前は、市役所の選挙管理委員会で短期のアルバイトをしていました。

周りにいる人たちは、とてもいい人ばかりで、分からないことは1から10まで教えてくれるような職場でした。

しかし、働いている人の年齢層が高いことが一つネックでした。

選挙管理委員会での業務は基本的に午前から午後まで1日中業務をするので、その時間帯に余裕のある年齢層の高い主婦方がほとんどでした。

中には、自分の祖母と同年代の人までおり、業務内容もそれに合わせて、単純作業がほとんどでした。

そのため、気が合う仲間が見つかるはずもなく、バイト終わりはいつも一人で帰る日々。

そんな毎日が作業のように感じて、半年ほどで退職しました。

また、その職場にはほとんど思い入れもなく、後悔もありませんでした。

そんな中、友達に紹介されて見つけたのが塾講師でのアルバイトでした。

中高ではまじめに勉強してきたつもりでしたが、いざ教えるとなると最初は不安だらけでした。

また、気が合う人いなかったり、以前の職場のような感じは嫌だなと思いながら、1年生の冬休みに塾講師でのアルバイトがスタートしました。

いざアルバイトが始まると、周りで働いているのはみんな大学生。

しかも、私が入った年に開校した校舎だったので、半分以上が同級生でした。

そのため、すぐに場に慣れ、アルバイトを始めてから4日後には遊びにも行くような環境でした。

その時、私はここでずっと働きたいと思いました。

そう思ってから早いことでもう3年と2か月間経ちましたが、1つのアルバイトを続けてみて、私が最も大切だと思ったのは職場の人間関係だと思います。

時には、意見が合わずに喧嘩をしたこともありました。

時には、社員と馬が合わずにアルバイトに行きたくないと思ったこともありました。

時には、辞めようと思ったこともありました。

時には、愚痴を吐くこともありました。

でも、結局は周りにいてくれた友達のおかげで大学生の学部時代を通して、1つのアルバイトを続けることができました

私は、何事に関しても飽きるのが速く、いやということは徹底的にやりたくありません。

でも、3年以上も同じアルバイトを続けられたことに、自分が一番驚いています。

私は、今後大学院に進学するので、あと2年間同じアルバイトを続けるという選択肢もありましたが、学部生を卒業すると同時に辞める決断をしたのは、同期の存在が最も大きいです。

周りの人たちはほとんどが就職してしまいます。

そのため、辞めるならみんなと同じタイミングで辞めようと決心しました。

一度だけ過去に戻れるとしたら、私は大学1年生に戻って、もう一度みんなと働きたいなと思えるそんな職場に出会えたことに、感謝しかありません。

人とのコミュニケーションは得意ではないけど、人と一緒にいるのは楽しい

これに関しては私に問題がありますが、塾講師をし、人と接する機会が誰よりも多いながらも、人とのコミュニケーションにはそんなに得意ではありません。

もう少し詳しくいうと、同じ職場で働く女性とのコミュニケーションは正直苦手です。

嫌いなんて感情はありませんが、1つだけ言い訳をすると、中学高校を通して男子校であったことで、接し方がわからないということが大きいです。

そのため、職場ではひたすら男性と話しているような形になってしまいましたが、みんなで遊びに行ったり、飲み会をしたりと心の中ではいつも楽しんでいました。

学生時代にたくさん人とかかわるアルバイトをしておくべき

3年間以上塾講師としてアルバイトをした結果、やはり学生時代は人とたくさんかかわることのできるアルバイトにつくべきだと思いました。

前に紹介した選挙管理委員会での仕事では、人とかかわる場面は少なくありませんでしたが、深くかかわることのできる人はいませんでした。

しかし、塾講師でのアルバイトは同期の先生や担当している生徒と最低1回は顔を合わせ必ず話をします。

そんな中で、自分も気が付かぬうちにコミュニケーションの能力は上がったことを実感できた三年間でした。

もちろん、この記事を読んでくださっている人の中には、あまり会話をする機会や、人と接することが少ないアルバイトについている人、そもそもコミュニケーションをとることが好きではない人がいると思います。

アルバイトでは自分のやりたいことを選んですることができるので、自分に合った環境で働けている人は、それを続けることが大事だと思います。

でも、もし少しでも「人ともっとかかわりたい」「もっと話ができるアルバイトがしたい」と思っているならば、勇気を出してたくさん人とかかわることのできるアルバイトに飛び込んでみてください

最後に残るのは感謝

ながながとアルバイトを辞めた大学4年生が、思ったことを書き綴ってきましたが、この記事で最も伝えたいのは、すべて感謝で終わるということです。

正直、数えきれないほどの愚痴を吐き、数えきれないほどの愚痴を聞いてきました。

そのたびに険悪な中になったり、いやな思いもしました。

そんな人間関係に嫌気がさしてもっと早くやめることを決意していた時さえもありました。

でも、実際にアルバイト最後の出勤日が終わり、家に帰ってみると、そこには寂しさと感謝だけが残っていました。

どこからくる感謝なのか自分でもわからないところはありますが、これまでかかわってきた人すべてに感謝しています。

それからこの感謝には、同じ職場で働いてきた先生だけでなく、受験に向けて指導してきた生徒にも感謝しています。

なぜなら、一大学生として22年間生きてきた自分が、生徒の未来のために貢献することができたからです。

ほとんどの中学三年生が第一志望の高校に合格する中で、第一志望校に合格させてあげることができなかった生徒もいました。

しかし、そんな生徒からたちからもらった最後の言葉は「ありがとう」でした。

ただでさえ、花粉で涙と鼻水が止まらないのに、ほんとに涙が出てくるかと思いました。

私は、この3年間を通して、どんな経験よりも重いものを経験させてもらうことができたと思っています。

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