こんにちは、理系男子大学生ブロガーのゆうです。
私は理系の学部に通う4年生ですが、先日、大学院進学のために大学院試験を受験しました。
ただ、受験前はどうしても試験について不安なことがたくさんありました。

面接では何が聞かれるんだろう
そこで今回は、私の経験を踏まえ、大学院試験とはどんなものなのか、どのように対策したらいいのかなどを紹介していこうと思います。
- 大学院試験とはどんなものなのか
- 面接で聞かれる内容はどんなものなのか
- どのように対策をしたらいいのか
大学院試験とは?

本題に入る前に、まずは「大学院試験」とは何なのかということですが、わかりやすく言えば大学院入学のための入試です。
入試ですから、もちろん不合格になる可能性もあり得ます。
また、大体の大学では、春学期に行われる試験(第1回)と秋学期に行われる試験(第2回)があり、どちらかでの合格が大学院入学への必須になります。
ちなみに、大学院入学では推薦入試と一般入試があります。
それぞれの違いについてはこんな感じ
推薦入試:面接(2次試験)のみで入学試験が行われるが、推薦入試の出願条件として学部・学科のGPAの半分以上などあり。
一般入試:筆記(1次試験)と面接(2次試験)の受験により合否がなされるもので、出願条件は特になし。
ただし、どちらの受験方法でも、卒業見込みであることが必須です。

まだ、2,3年生の学生で、大学院進学を考えている人は、今のうちから頑張って勉強して、GPAを高くしておくことをおすすめします。
大学院試験のリアルな面接の雰囲気

「面接」と聞くと、英検であったり、就活であったりかなり張り詰めた面接を想像すると思います。
大学院試験の面接も確かに緊張はしますが、そこまでがちがちに考えなくてもいいかなと私は思います。
というのも、私の学校の面接の場合、質問内容のほとんどが現在の研究内容についてでした。そのため、研究についてしっかりと理解しながら研究をすることができていれば、難なく突破することが可能であると思います。
また、ネットの記事をみると「面接官の人数(教授)が10人程度」と書いてある記事を見かけますが、実際にはもっと少なく、私の場合は3人でした。
そのため、教授の圧に押されるのではなく、自分の考えをはっきりと述べましょう!

私が面接のとき、たまたま自分のラボの教授が面接官の中にいたので、面接時間のほとんどが現在の進捗発表のような状態でした。
大学院試験の面接での服装

面接には「スーツ」です!
私は一般試験で、1次試験(筆記)を受けた後に2次試験(面接)でしたので、筆記のテストからスーツで受験をしましたが、人によっては1次試験を私服で受験し、持参したスーツをお昼に着替えている人も何人か見受けられました。

先輩によると、過去に私服で2次試験を受けた人が試験管の教授に詰められたということもあったということなので、必ず「スーツ」で受験を受けましょう。
大学院試験の面接の試験時間
大学院試験での試験時間は大体10~20分程度です。
まれに20分を超えて面接をしたという声も聴きますが、ほとんどの人が10~20分程度であると思います。
大学院試験の面接で聞かれやすい質問内容
大学院試験で聞かれる内容はこのようなものが多いです。
- 自己紹介
- 学部での研究内容
- 院進学後の研究内容
- 大学院卒業後の進路
- TOEICについて
- 1次試験(筆記試験)の所感
自己紹介
面接会場に入るとまず最初に聞かれることはこんなことです。
- 自分の名前
- 受験番号
- 所属学部
- 所属研究室
受験番号に関しては覚えておく必要はなく、手元に持っておくかポケットに入れておくといいでしょう。

もし緊張で受験番号がわからなくなった時でも、落ち着いて(受験票をみながらでもいいので)面接を受けましょう。
学部での研究内容
自己紹介の次に聞かれるのが、学部での研究内容です。
私の場合は、「1分程度で簡単に紹介してください」と言われ、そこから深堀されていく形でしたが、面接によっては最初からわかりやすく説明を求める人もいるようです。
時間制限が設けられているときに備えて、重要なところのみを伝えるバージョンも準備しておくといいでしょう。
また、研究について聞かれたときはこんなことを意識してみましょう。
1,現在の研究の目的と研究背景
現在の社会問題と交えて話ができるとgood!(例えばSDGsなど)
2,現在の研究の進捗状況
例えば、到達目標に対してどのくらい達成できているのかなど
3,今後の展望
現在の研究での課題を挙げ、それに対する改善法や今後の展望などを話せればgood!
面接で頭に入れておかなければいけないのは、面接官の教授全員が自分の研究について初めて聞くということです。
ですので、「初めて自分の研究を紹介する人に、どうやったらわかりやすく伝えることができるか」を考えながら面接を受けるといいでしょう。
大学院進学後の研究内容
大学院への進学を希望しているわけですから、もちろん大学院進学後はどんな研究室でどんな研究をしたいのかについてが聞かれます。
ここでは、現在の研究にて解決できないところをより専門的に研究するといった展望を話すことになります。
そのため、先ほどの「現在の研究」をさらに深堀し、もっと専門的な研究がしたいということをアピールすることが重要です。

他大学の大学院を受験する場合には、希望する研究室のどこに興味があるのか、どんな研究がしたいのかを考えておきましょう。
大学院卒業後の進路
大学院進学後の進路については聞かれる人と聞かれない人がいるようです。

ちなみに私は聞かれました。
大学院進学後の進路をまだ考えていない人も多くいるかと思いますが、正直に「まだわかりません」というのは、あまりいい解答とは言えません。
ですので、大学院進学後は今の研究が活かせるような会社に就職がしたいなどおおざっぱでいいので考えておきましょう。
TOEICについて
TOEICについても現在の点数のについて聞かれることがあります。
例えば、現在の点数をどのくらいまで伸ばせると思うかなどが聞かれやすいです。

私の研究室は教授が日本人ではないので、今年中には800点を目指し、博士の留学生と積極的にコミュニケーションをとっていきたいと回答したところ、いいリアクションが得られました。
ですので、大学院受験を考えている人はTOEICの点数をできるだけ挙げておくことが重要です。
1次試験(筆記試験)の所感
この質問も聞かれる人と聞かれない人がいるようですが、全体の8割程度の人は「テストがどうだったか」を聞かれています。

テストの出来があまり良くなかった人にだけ聞いているのかもしれません。
この質問をされたときには、できたのか、できなかったのか正直に所感を述べることが重要です。
無理に話を盛ることはNG!
もしできなかった場合は、「どこができなかったのか」、「できなかったところを今後どうしていくのか」を回答できるといいでしょう。
大学院試験前に準備しておくとよいこと
大学院試験の受験前にしておくことはこんな感じです。
- 面接で聞かれそうな質問に対する答えを準備しておく
- 筆記試験の勉強をしっかりしておく
面接で聞かれそうな質問に対する答えを準備しておく
面接で聞かれる内容は結構テンプレートなことが多いので、面接のときにテンパらないように自分の考えを頭の中で整理しておきましょう。
また、一般入試の場合は、午前中に筆記試験(1次試験)、午後に面接(2次試験)なので、1次試験が終わったからと気を抜くのではなく、2次試験に向けて心の準備をする、1次試験で解けなかった問題の復習などをしておくことが重要です。
筆記試験の勉強をしっかりしておく
この記事では主に面接について紹介してきましたが、1次試験の手を抜いてはいけません。
面接はできたけど、筆記試験が。。。なんてことにならないようにしっかり勉強しましょう。
▼1次試験についてはこちらの記事をどうぞ
理系大学院の大学院入試はどんなもの?筆記試験の受験勉強方法と対策! – ゆうのぶろぐ (yuunoblog.net)
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
大学院試験についての疑問は少しでも解消されたでしょうか?
この記事ではあまり触れなかった1次試験についてはまた別の記事を執筆しているので、でき次第更新しようと思います。
ではまた次の記事でお会いしましょう!
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